プロ作家志望は一つの小説ジャンルを書くべき?多様なジャンルを書くべき?
テキスト
- 内容
- ライブラリ
プロのラノベ作家が作家志望の質問にお答えします。
○質問
・プロ作家を目指すなら、1つのジャンルを徹底的に追求する(1つのジャンルに特化する)のと、いろいろなジャンルを書いてみる(書けるものを増やしていく)のは、どちらが好ましいしょうか?
・いろいろなジャンルを書くことのメリットは、方針転換した結果このジャンルの方が思わぬ結果が出た、みたいな思わぬ適正が見つかることかなと思うのですが、逆に「このジャンルは駄目そう」みたいに見切りをつけるタイミングとかってあるのでしょうか?
○答え
もしまだプロ作家ではない(&いつかはプロになりたいと思っているが超急いでプロになる必要もない)という状況であれば、色々なジャンルを書いてみることをお勧めします!
プロになったくらいのタイミングで、自身の得意ジャンルが何か1つに定まることが多いのですが、意外とそういう時でも他ジャンルの知識は応用できます。
シリアス目なラノベを書いた時でも、中にギャグ的なやり取りを入れるとそれがギャップとなって受けたりするので、ギャグも1回は書いておいた方が良いです。
実際に、ハイファンタジーを書く際に、ラブコメを書いてきた経験が生きたと話されるプロ作家さんもいます。
異世界恋愛(女性向け)から転向して、ハイファンタジー(男性向け)を書くようになり、異世界恋愛を書いていた知識を応用して、女性主人公ハイファンタジー(男性向け)を書いて成功した方もいらっしゃいます。
そうして色々書く中で、これが一番自分に向いたジャンル・題材かもというのが、見つかってくると思います。
それを見つけるためにも、ひとつのジャンルで結果が思うように出ない場合は、他のジャンルを書いてみることをオススメします。
意外と、自分ではあまり好きではなかった。得意ではないと思っていたジャンルが、得意ジャンルである場合もあります。
●「いろいろなジャンルを書くことのメリットは、方針転換した結果このジャンルの方が思わぬ結果が出た、みたいな思わぬ適正が見つかることかなと思うのですが、逆に「このジャンルは駄目そう」みたいに見切りをつけるタイミングとかってあるのでしょうか? 」
①そのジャンルが実はあまり世間的に受けるジャンルではない
②自分が書いてて楽しくない
上記2つの条件が揃ったものはすぐに書くのを辞めてよいと思います。
例えば一般的にラノベではSFは売れにくい(正確にはSFにこだわるあまりキャラがないものは売れにくい)ということが知られているので、「書きたくないけど練習だと思ってSFを書いている」ならすぐやめちゃっていいと思います。
また、そこまでいかずとも、自分があまり書いていて楽しくないジャンルで書き続けても(Web小説でいうと2作品くらいチャレンジしても)ポイントが伸びないなあという時は一回他のジャンルに行ってもよいのかなと思います。
「テンプレを勉強した結果このジャンルで得点がとれるようになってきた! 書いた作品が評価されて嬉しい、もっといろいろ書いてみたい!」のループに入れた人がプロ作家になりやすいのがネット投稿系です。
勉強した上で、もしこのジャンルではいまいちポイント取れないな……と思ったのであれば、別のジャンルからこのループに入ることを目指すのは立派な戦略の1つかと思われます。
2023年10月15日に作成した記事
エンタメノベルラボに入会するとより高度な情報が閲覧できます
ぜひ入会してください!
フォロー特典
-
一部無料閲覧OK
動画・テキストなどを
無料閲覧できます。(一部) -
限定イベント参加
サロン会員限定イベントに
参加できます。(一部) -
サロン最新情報
お気に入りサロンの最新情報
を知ることができます。
フォローしたサロンのお得情報を、ご登録のメールアドレスにお届けします。
サロンをフォローする
-
現代の物語は、展開が早い方が人気が出ますか?
この記事の作者はプロのラノベ作家です。 Q.現代の物語は、展開が早い方が良いのではないか?…
テキスト -
無双系の小説では主人公より強い敵、同格クラスの敵がいた方が良い?
この記事の作者はプロのラノベ作家です。 Q、無双系では、主人公より強い敵対者、あるいは主人…
テキスト -
Web小説でもウケて、市場でも売れる作品タイトルとは
この記事の作者はプロのラノベ作家です。 Q.Web小説でもウケて、市場でも売れる作品タイト…
テキスト -
魔法少女物の書き方。作家わかつきひかる先生の小説講座
作家わかつきひかる先生の小説講座 わかつきひかる先生は、ラノベや時代小説、官能小説など幅広…
動画 -
大ヒットしてアニメ化までする小説と、そうでない作品の最大の違いとは?
この記事の回答者はプロのラノベ作家です。 Q、大ヒットしてアニメ化までする作品と、そうでな…
テキスト -
男性向けラノベの女性主人公に必要不可欠な3つの特徴とは?
この記事の作者はプロのラノベ作家です。 Q.男性向けラノベの女性主人公には「無双」が必要不…
テキスト -
創作活動は自分を追い込むことで限界以上の才能を発揮できるでしょうか?
この記事の作者はプロのラノベ作家です。 Q.創作で自分を追い込むことで、限界以上の能力が発…
テキスト -
Web小説コンテストを受賞【エンタメノベルラボ】メンバーのインタビュー
2024年3月20日、エンタメノベルラボでWeb小説コンテストの受賞されたメンバーが現れた…
テキスト -
ライトノベルで日常系を書くための2つのコツ
この記事の作者はプロのラノベ作家です。 日常系のライトノベルは難易度が高い 漫画ではなくラ…
テキスト -
超初心者向け「起承転結の書き方」。作家わかつきひかる先生の小説講座
作家わかつきひかる先生の小説講座 わかつきひかる先生は、ラノベや時代小説、官能小説など幅広…
動画 -
物語の書き方。ストーリーの本質とは「変化」と「納得感」である
この記事の作者はプロのラノベ作家です。 Q.タイトルが意外性と説得力だとしたら、ストーリー…
テキスト -
Web小説で最もウケる無双は、【格上を倒す】こと
この記事の作者はプロのラノベ作家です。 Q.最近、最もウケる無双は、【格上を倒す】ことだと…
テキスト -
ラノベのセリフの書き方のコツ6つ。プロ作家がお答えします
この記事の作者はプロのラノベ作家です。 Q.ライトノベルのセリフのコツは以下の6つだと考え…
テキスト -
コミカライズ原作賞を受賞。エンタメノベルラボメンバーのインタビュー
2024年3月6日、エンタメノベルラボでWeb小説コンテストのコミカライズ原作賞を受賞され…
テキスト -
感覚派、理論派の作家はそれぞれ何を努力すると結果につながる?
この記事の作者はプロのラノベ作家です。 Q.感覚派、理論派の作家はそれぞれ何を努力すると結…
テキスト -
ラノベで読者を感動させる方法とは?
この記事の作者はプロのラノベ作家です。 Q.読者を感動させる方法について。 ラノベ新人賞受…
テキスト -
ラノベヒロインを魅力的にする2大要素。「善人」「主人公が好き過ぎる」
この記事の作者はプロのラノベ作家です。 Q、最近のラノベを読んでいて感じるのが、ヒロインの…
テキスト -
小説の書き方。自作が面白いと自信を持てて読者からも評価されるには?
この記事の作者はプロのラノベ作家です。 Q.書いた作品が自信作だとボロボロな評価となり、自…
テキスト -
コメディをやるためのキャラクター構築理論
プロのライトノベル作家によるキャラクター構築理論です。 キャラクターとは3つのレイヤーから…
テキスト -
キャラ立てに役立つ心理学・作家わかつきひかる先生の小説講座
作家わかつきひかる先生の小説講座 わかつきひかる先生は、ラノベや時代小説、官能小説など幅広…
動画
オンラインサロン情報
エンタメノベルラボ
サロン紹介
- 運営ツール
- DMMオンラインサロン専用コミュニティ