ラノベヒロインを魅力的にする2大要素。「善人」「主人公が好き過ぎる」
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この記事の作者はプロのラノベ作家です。
Q、最近のラノベを読んでいて感じるのが、ヒロインの好感度を初登場から、かなり高くする必要があるのではないか? ということです。
ヒロインは善人であり、かつ主人公のことが好きであることを、冒頭でなるべく早い段階でエピソードとして具体的に示すことですね。
主人公については有名な「SAVE THE CATの法則」にあるように、序盤で弱い者を助けるのが好感度アップに効果的なのですが。
メインヒロインもこれと同じように、序盤から主人公のことが好きで主人公を助けるような行動を取った方が、好かれやすいかなと考えています。
例を上げるとアニメになった「お隣の天使様」(2019/6/14、刊行)では、主人公に傘を貸してもらったヒロインが、そのせいで主人公が雨に濡れて風邪を引いてしまったので、看病しに家に来てくれます。
なぜ、このようになっているかというと、おそらく現在の読者がキャラクターに感じる魅力には、「そのキャラクターに対する好感度」というのがかなり重要になっている気がします。
Web小説でウケるヒロインの最適解は「主人公のことが好きすぎて、おかしい」だと考えています。
この主人公のことが好き、というのもキャラクターの好感度に関わっていると思います。
好感度が高いキャラクターに読者は魅力を感じやすく、好感度が高いというのは
善人でありつつ、主人公が好きすぎる。
状態ではないかと思いますが、いかがでしょうか?
キャラクターの魅力については、おそらくこの条件を満たしておけば、かなりの水準をクリアできるのではないかと、考えていますが、どうでしょうか?
これについは、小説に限ったことではなく、ゲームのキャラクターなどを見ていても、今のヒロインは主人公に守られているだけではダメで、主人公のことをちゃんと助けてくれるヒロインではないとダメだと思います。
主人公のことを助けてくれる(具体的な行動通して主人公のことが好きなことが伝わる)=好感度が高い。
また、これは今に限った話ではなく、漫画「北斗の拳」(1983年)なども、ヒロインのリンは、水が無くて死にそうになっている主人公ケンシロウに村の掟を破って、水を与えてくれます。
これによってリンの好感度を高めて、ヒャッハー!にリンが殺されそうになるところを助けて無双する快感を高めています。
ヒロインの好感度を高めてから助けるというのは、Web小説でもかなり使えるテクニックだと感じています。
A.キャラクターを魅力的に見せる方法について
主人公キャラは基本的には読者が感情移入するための媒体であり、物語開始時点で好感度ゲージはゼロからスタートします。
例外はありますが、ここから主人公の好感度ゲージをあげていき、読者に「この主人公いいキャラクターだな」と思ってもらうのが小説を書くという作業の基本方針となります。
例えば有名な例で知られるのが、「主人公が子猫を助ける」です。
作中にこれをやるだけで主人公の優しさアピールにつながり好感度は+5点のような形で伸びます。
実は、ヒロインキャラもこれとまったく同じであり、
「善人でありつつ、主人公が好きすぎる」というヒロイン像は、頂いた通りこれを描くだけで魅力的なキャラクターという水準をかなり満たせると考えて間違いがないと思います。
この手の献身系キャラクターには魅力的に見える条件がいくつかあり、例えば「自己犠牲タイプ」「仁義を必ず守るタイプ」等々ありますが、例にあげていただいた天使様の例であると、「自分が助けてもらったので絶対にその御礼はする」というところで仁義は必ず守るタイプであることを表現しているので、これだけでプラスポイントになります。
もっというと、主人公は自身が風邪をひいてもいいからヒロインを助けるという「自己犠牲」ができていますし、さらにそこからヒロインは「自分が何といわれようとも、自分の時間を費やすことになっても主人公を助けたい」という自己犠牲ができているので、ヒロインと主人公がダブルでキャラが良いという部分でポイントをうまく稼げています。
よって、とりあえず好感度をあげておくことにほぼ間違いは無いと考えて良いです。(一部、極悪すぎてヒャッハーしまくる敵キャラが一周回って面白くて魅力的、といったパターンは除きます。)
2024年3月2日に作成した記事
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