これから求められる薬局経営
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業界の背景
医療機関の近隣に薬局を構え、薬剤師を配置し、処方箋を応需できる体制を作る。そして、持ち込まれた処方箋を元に、正確、迅速に調剤し、わかりやすい服薬指導とともに医薬品を交付し、一連の流れを薬歴に記載するという方式が一般的になってきた。
この形式の、いわゆる「調剤薬局」というビジネスモデルは、1974年以後45年あまりの間に大きな発展を遂げ、2017年度には7.7兆円の医療費を計上するに至り、国民医療費の18%あまりを占めるようになった。
しかし、この形式は、患者にとってメリットは感じにくいばかりか、薬剤性有害事象や薬漬け医療といった問題を解決するには至っていないうえ、現場で働く薬剤師のやりがいや尊厳も奪いかねない事態を招くようになっている。
その一方、高齢化と少子化が同時に進行する我が国で、急増する医療ニーズに急増しない医師で対応しつつ、医師の働き方改革も達成しながら、医療費の適正化を目指するという、一見すると背反するような命題の鼎立を目指す必要がある。
このような複雑な背景やトレンドにある薬局業界で、永続性と発展性の見込める薬局経営を実践していくためには、次の3つのポイントが必要になるはずだ。
1.立地依存型対物業務専業薬局は避ける
・お薬をお渡しするまでという「対物業務」では薬剤師の専門性が生きない
・従来の「対物業務」では、残薬・多剤併用・薬剤性有害事象を解決できない
・大手との競業により良い立地は確保できず、調剤報酬改定により採算性は基本的に悪化していく
今後、立地依存型対物業務専業薬局を運営しても、ヒト・モノ・カネの確保に苦しむことになり、希望ある事業展開が描けない。
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