【イベント模様】オリジナル脚本とアニメ化まで

◆開催日：2024/9/21

◆イベントタイトル：CGアニメディレクターが作るオリジナル脚本とアニメ化まで

（ライブ配信は、シナリオランドにご入会後、アーカイブ動画としてもご覧頂けます）

今回は『ウサビッチ』『イナズマデリバリー』『ふしぎ駄菓子屋銭天堂(～2022年3月放送まで)』などを手掛けられたCGアニメディレクター・富岡聡さんによる「CGアニメディレクターが作るオリジナル脚本とアニメ化まで」を、オンラインとリアルのハイブリッド開催いたしました。

イベントは、富岡さんが代表を務めるカナバングラフィックス社の紹介からスタート。独創的なオリジナル作品を次々と生み出す同社の取り組みを紹介された後、富岡さんご自身のキャリア形成などのお話しを伺いました。常に新しい挑戦を続ける姿勢が印象的です。

またクリエイターは特に、自分の作りたいものを優先するあまり、マーケティングには無頓着になってしまうことが多いです。富岡さんは、独自のマーケティングをおこなうことにより、オリジナルの企画成立の角度を高められています。具体的な事例を交え、どのようにして作品を世に出すかという重要な視点を語られました。

さらに、富岡さんが考える「原案」の作り方についても深く掘り下げられました。膨大な教則本から学んだ知識を、どのように自分の手法として体系化し、活用しているかを丁寧にご説明頂きました。CGビジュアルの基本についても実践的なアドバイスがあり、参加者にとって非常に有益なイベントとなりました。

イベント終了後には、カナバングラフィックス社内の見学も実施。今後もシナリオランドでは、より多くのクリエイターが交流し学び合える場を提供して参ります。

1972年生まれ三重県出身。1997年に株式会社Dream Pictures Studio入社。1999年　フリーランスのデザイナーとして活動を始め、同年に個人制作の初のオリジナルアニメーション「SiNK」を発表する。2004年に有限会社カナバングラフィックス設立し、ゲームムービー、ショートフィルム、コマーシャルフィルム、映画VFXなど様々なジャンルのCGアニメーションを手掛ける。2006年に監督、脚本、絵コンテを担当したオリジナルアニメーション「ウサビッチ」が放送・配信を開始。その後、「ウサビッチ」は2015年までに6シリーズを発表。2016年にオリジナルアニメーション「イナズマデリバリー」を発表。2020年から2022年まで「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」の監督を担当。2024年にゲーム「第五人格」のアニメ化「ARNOLD&PUPPETS」の企画と脚本と監督を担当。平行して多数のゲームムービーやPVのディレクションや絵コンテを担当。現在は複数の原作のアニメ化の脚本と監督を担当しながら、オリジナルアニメーションの「森の番人グスタフ」の企画・脚本・絵コンテを進めている。