創作で自分の小説がおもしろくないと感じた時は、成長している時
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この記事の作者はプロのラノベ作家です。
自分の小説がおもしろくないと感じた時は、成長している時です。
おもしろくない疑惑が発生すると、モチベーションが死にそうになります。
でも実はこれは目が肥えてきている証拠、自分の作品を客観的に見られるようになってきている証拠です。
途中で投げ出すと、せっかくの成長機会を失うので、もったいないです。
個人的におもしろくない疑惑が発生した場合の対応は、
① なぜおもしろくないと感じるのか、徹底的に考える
② そのジャンルに詳しい他人に読んでもらう
③ ①、②を通して原因がわかったら、その原因をできるだけ潰す。
④ いずれにせよ、10万字以上、最後まで書ききる。完結させた方があらゆる意味で得だから
となります。
小説を10万文字以上書いて完結させると、失敗しても確実に腕が上がります。
また、コンテストに応募できたり、自分では微妙だと思っても、書籍化やコミカライズ打診の声がかかるケースもあります。
なので完結させた方が、あらゆる意味で得なのです。
完璧主義の罠
「おもしろくない病」にかかって途中で投げ出してしまうのは、完璧主義の罠にハマっていると思います。
完璧な作品を書かねばならないという強い思いです。
しかし、途中で投げ出してしまうと、成長機会を失い、もしかすると受賞や書籍化できた可能性が0になります。
小説は途中で投げ出すと、成長のための経験値があまり入ってきません。
逆に、最後まで書くと、経験値が大量に獲得できるという性質があります。
このため、完璧主義者は腕が上がらず、永遠に完璧なものが作れないという矛盾に直面します。
良いものを作ろうとする気概は大事ですが、完璧でないと許せないというのは、行き過ぎていて逆効果です。
「今日も一行書けて偉い!」と執筆のハードルは、なるべく下げた方が良いです。
また、自分では微妙だと思っても、意外と評価されて商業化されるケースもあります。
逆に自分では完璧だと思っても、まったく評価されないケースもあるので、創作は発表してみないとわからないというのが正しいです。
(なので、失敗だと思っても発表してみるのがオススメです。爆死で終わったとしても、なぜダメだったのか? と考える材料が得られます)
すでにプロ作家になっている方は、途中まで書いてこの企画はダメだと感じたら、捨てるのも良いかも知れません。それも時間を大切する上で、大事な選択です。
でも、初心者のうちは、
①途中でおもしろくないと思っても、最後まで書き上げる
②書いたら、必ずどこかに投稿する(評価というフィードバックを得る)
以上、2点を守ると爆速で成長できるので、オススメです。
特に初心者のうちは、途中で投げ出す癖をつけてしまうと非常に危険です。
最後まで小説を書き上げる精神的タフネスや習慣は、プロ作家になった後で重要な財産となります。
2023年11月28日に作成した記事
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