【イベント模様】5,000人に教えた脚本家の「シナリオ術」

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【イベント模様】5,000人に教えた脚本家の「シナリオ術」

シナリオランドではオンラインやオフラインイベントを定期的に開催しています。ライブ配信は、シナリオランドにご入会後、アーカイブ動画としてもご覧頂けます。 

◆開催日:2026年8月30日(日)
◆イベントタイトル:5,000人に教えた脚本家の「シナリオ術」~分岐のあるシナリオの作り方~

2026年8月30日、脚本家の利波創造さんをゲストに迎え、「5,000人に教えた脚本家の『シナリオ術』~分岐のあるシナリオの作り方~」を開催しました。

利波さんはテレビアニメの脚本家としてデビュー後、ゲーム業界へ活動の場を広げ、300タイトル以上のゲームシナリオ制作に参加。2000年からはゲーム・シナリオ分野の講師として、多くの学生やクリエイターを指導しています。

前半では、利波さんのキャリアとともに、複数のライターで一つのシナリオを作る「チームライティング」について紹介。師匠である脚本家・神波史男さんから学んだ共同執筆の経験や、ゲーム開発の現場で培ったチーム制作の考え方など、長年の実務経験に基づく話が展開されました。



後半のテーマは「分岐のあるシナリオ」です。

ゲームでは、プレイヤーの選択によって物語が変化する「分岐」が多く使われます。しかし、単純に結果を変えるだけでは、物語として十分な広がりを生み出せない場合があります。

今回は、映画史に残る名作『カッコーの巣の上で』を題材に、完成された物語の途中に別の選択肢を加えた場合、どのような物語が生まれるのかを検討しました。

まず作品が生まれた背景や制作過程、登場人物、ストーリー構造などを確認。製作当時と現代の価値観の違いについても触れながら、作品が現在まで評価され続ける理由を読み解いていきました。

続いて、事前課題として参加者から寄せられた「物語のどこで分岐させ、どのような展開を加えるか」というアイデアを紹介。参加者とも意見を交わしながら、それぞれの可能性を検討しました。

同じ作品を題材にしても、どの場面を分岐点として選ぶか、人物の行動をどう変えるかによって、物語の方向性は大きく変わります。一方で、元の作品が持つ人物像やテーマとのつながりも重要になります。

完成度の高い作品をあえて分解し、別の可能性を考えることで、物語の構造やキャラクターの選択について改めて考える機会となりました。

最後に質疑応答も行われ、ゲームシナリオ、共同執筆、脚本家に求められる力など、話題は幅広く展開。利波さんの豊富な実務経験と参加者のアイデアが交差する、約3時間にわたるイベントとなりました。

シナリオランドでは今後も、創作の実践力を高める講座やイベントを継続して開催してまいります。


プロフィール:利波 創造(となみ そうぞう)

脚本家/文教大学情報学部非常勤講師

2008年よりシナリオ制作会社「ハイボリューム」のシナリオ事業部代表を務め、過去300タイトル以上のゲームシナリオ制作に関わる。2000年より東京ゲームデザイナー学院、日本マンガ塾、文教大学などでシナリオ系授業の講師を務め、これまで5,000人以上にシナリオの書き方を伝えてきた。
主な参加作品に、テレビアニメ『怪盗セイント・テール』『名探偵コナン』、ゲーム『ラーメン橋』『THE 推理』『THE 鑑識官』『THE 爆弾処理班』『ガリレオ』『ラジアントヒストリア』『天下統一恋の乱』『魔法少女大戦』『御城プロジェクト』『エターナル・スターダスト』『ワールドフリッパー』『人生ゲーム for Nintendo Switch』など。R18ゲームも多数手がける。

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