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ヴィジュアル系かく語りきvol.03 Mana様 × Aiji様

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ヴィジュアル系かく語りきvol.03 Mana様 × Aiji様

「ヴィジュアル系かく語りき」
伝説のヴィジュアル系バンド「MALICE MIZER」創始者のMana様が、同じ時代を駆け抜けてきたバンドマンや関係者をお招きする対談企画。今回はLM.CのAijiさんが登場です!(文・構成/本田水奈子)



――今回、ちゃんとお話をするのは初めてということですが。顔を合わせたことはあるとうかがいました。

Mana:そうだね。私の記憶が正しければ2019年のアトランタで会いました。あの時が初めてかな?

Aiji:そうですね。

Mana:アトランタで開催されたアニメのコンベンション的なイベントで、私はMoi-même-Moitiéのファッションショーで行ってたんだけど。

Aiji:自分はLM.CのLIVEで行かせていただいていて。

Mana:LIVE、ちょっと見させていただきました。

Aiji:ありがとうございます(ペコリ)

Mana:グリーンルームっていうゲスト専用の楽屋のような部屋があって、まずそこで一応紹介みたいなことはあったんだけど、話をする時間はなかったんだよね。

Aiji:ほんの挨拶程度で。ほんと、すれ違いでしたもんね。

Mana:一瞬話しかけようかな…と思う場面もあったんだけどスタッフさんに「次、行きますよ」って言われてそのタイミングも失われてしまったっていう。

Aiji:確かにそんな感じでした。



――MALICE MIZERとPIERROTとは同じ時代に同じシーンにいたわけですけど、当時接点はまったくなかったんですか?

Aiji:同じ時代ではあるんですけど、世代が少し違うんですよ。ひと世代とまではいかないんですけど、MALICE MIZERの方が自分たちより先輩ですね。LUNA SEA世代とPIERROT世代の間にMALICE MIZERがいるというイメージですかね。

Mana:でも、まあざっくり同じ時代ではあるのでよく同じ雑誌にMALICE MIZERとPIERROTが載ってたりもしたよね。PIERROTの記事も読んだりはしてたよ。

Aiji:そうなんですね。

Mana:初期の頃だと思うけど、森で撮った写真使ってなかった?

Aiji:そうですそうです(笑) 森というか、アレ実は埼玉かなんかの公園なんですけど(笑)

Mana:あ、そうなんだ。その写真の印象がすごく残ってるな。当時、ボーカルって別の人じゃなかった?

Aiji:そういう時代もありました。初代のボーカルが抜けて、ギターだったキリトがボーカルになったので、空いたギターのポジションに入ってくれって自分が誘われたんですよ。

Mana:あ、そういう経緯なんだ。

Aiji:だから自分がPIERROT入った時はすでにボーカルはキリトでした。

Mana:なるほどね。

Aiji:当時はカタカナでピエロって表記してた頃ですね。

Mana:そうそう、カタカナだった。

Aiji:自分がMALICE MIZERを知ったのは、ボーカルがTetsuさんの頃なんですけど、知り合いにすごいMALICE MIZERファンの子がいたんです。で、その子からCDとかを借りて聴いていました。自分が高校を卒業したくらいの頃だったと思います。

Mana:へぇ。

Aiji:今までに聞いていたロックとは違う雰囲気の音楽だと感じましたね。ゴシックのムードも含めて、攻めたバンドが出てきたな!というのはすごく思いました。あそこまで振り切っているバンドは、当時ほかにいなかったし。昔は、ポジパンの流れをくむV系のバンドは多かったですよね。

Mana:それはあったかもね。

Aiji:MALICE MIZERはそのへんとは明らかに違うムードだったので、すごい世界観を持ったバンドが出てきたな、という印象でした。

Mana:黒服系のバンドが多い中で、MALICE MIZERは黒は黒なんだけどヨーロッパの様式美を取り入れてたから違って見えたかもね。外国人墓地の中で撮影したりとか。

Aiji:MALICE MIZERの登場はセンセーショナルでしたよ。自分は18歳、19歳あたりから作曲活動を一生懸命やるようになったんですけど、MALICE MIZERの音源を聴いた時には「これ、どうやって曲作ってんのかな?」って思いました。

Mana:(微笑)変拍子とか多かったしね。

Aiji:謎でしたよ。“普通に打ち込みでデモテープを作るにしても、面倒くさいだろうな。メンバーに曲聞かせるときとかどうしてんのかな…?”って思いながら聞いていました(笑)

Mana:たしかに。手癖で作っていると変拍子になっていることに気づかずに作ってて、メンバーに曲渡すんだけどみんな覚えられないっていう。

Aiji:変拍子なんだけどずっと聞いてくと16小節とか32小節とか区切りのいいところにハマってくるじゃないですか。

Mana:そういうの、何にも考えずに作ってたんだけどね。

Aiji:そうなんですか。

Mana:ノリというか。当時はまだ打ち込みでは作っていなかったから、小節とかほとんど考えずに感覚で作ってたんだよね。

Aiji:それって、メンバーの皆さんにはどうやって曲を聞かせてたんですか? スタジオに入ったりして?

Mana:4トラックくらいのMTRに生演奏を録音して、それを渡してた。

Aiji:へえ~、そうなんですか!

Mana:拍子がどうなってるとか、正直なにも考えていなかったかも。

Aiji:そこにドラムマシーンとかのせて?

Mana:そうそう。

Aiji:感覚で作っていたとは思えないくらい緻密に作られてる印象があったし、楽曲のインパクトもスゲェな!って。自分の場合「メロディがめちゃくちゃ良い!」とか「ビートがカッコイイ!」ってところから入るタイプなんですけど、MALICE MIZERの場合曲の仕組みが面白くて、それがかなりセンセーショナルだったしショッキングでしたね。

Mana:私もPIERROTの曲は一通り聴きましたよ。

Aiji:ありがとうございます!

Mana:PIERROTもなんだかんだ実験的な試みとかしてたよね。もう一人のギターの人は、ギターシンセサイザー使ってたでしょ?

Aiji:そうですね、はい。

Mana:MALICE MIZERはツインギターシンセだったので、かなり面倒くさいことやってたんだけど。PIERROTにもギターシンセがいるんだ~って思ったのを覚えてる。

Aiji:当時のギターシンセって発音のタイムラグがひどかったですよね。

Mana:そうね。

Aiji:弾いてから発音するまで、結構ラグがあって。

Mana:Aiji君はギターシンセは使ってなかったんだ?

Aiji:自分は使ってないですね。レコーディングの時に軽く弾いたことはあるんですけど、これはタイムラグがありすぎて自分には無理だな、と。でも今のギターシンセって、ほとんどタイムラグなく弾けるらしいですね。

Mana:へぇ! それは試してみたいかもしれない。

Aiji:最新のやつはめちゃめちゃ速いらしいですよ。自分も取り入れようかな、なんて。

Mana:それはいいね。当時泣きながら演奏してたからね。



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後半のトピックは…

■Mana様も知らなかったKamiの秘話
■二人の共通点発見!
■Mana様にバラエティの出演依頼!?
■Mana様がまさかの、ゲーム実況? 



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■LM.C TOUR 2022

3月21日(月祝) 東京 白金高輪 SELENE b2

3月24日(木) 大阪 ESAKAMUSE

3月25日(金) 名古屋 Electric Lady Land


・15周年記念ライブ開催決定!!

9月25日(日) LINE CUBE SHIBUYA


▶︎▶︎▶︎▶︎LM.C オフィシャルサイト

https://www.lovely-mocochang.com/



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