ヴィジュアル系かく語りき Mana様 × マコト様

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ヴィジュアル系かく語りき Mana様 × マコト様

「ヴィジュアル系かく語りき」

伝説のヴィジュアル系バンド「MALICE MIZER」創始者のMana様が、様々なバンドマンや関係者をお招きする対談企画。「音楽」と「ヴィジュアル」を共通項に、ミューシャンたちとの親交を深めます。今回のお客さまは、怪人二十面奏のマコトさん。昨年Moi-même-Moitiéのファッションショーでモデルとしても登場していただいたマコトさんとの、意外な接点が発見される!?
文・構成 本田水奈子



―昨年12/19にホテル椿山荘東京で行われたMoi-même-Moitiéのファッションショーにマコトさんがゲストモデルとして出演したのが、お2人の出会いのきっかけだと伺いましたが、出演のいきさつを教えていただけますか?

マコト:数年前から1年に1度くらい、普段とは違う雰囲気の服を着てライブを行うドレスコードライブ的なことをやっていたんです。その中で、Moi-même-Moitiéさんの衣装をお借りする機会が何度かありまして、いつかそのことをManaさんに直接お会いしてご挨拶しなければいけないなと思っていたんです。そう思っていた矢先に、光栄なことにMoi-même-Moitiéさんのファッションショーのモデルとして声をかけていただきました。

Mana:そういう経緯だったんだ。

マコト:そうなんです。もともと僕、Moi-même-Moitiéさんのようなゴスロリ系のファッションが好きというのもあって、特別なライブをするときにゴスロリを着てみようと思ったんですけど、どうせ着るならMoi-même-Moitiéさんの服を着たいという気持ちが強くて。

Mana:ファッションショーの時、楽屋で隣だったよね?

マコト:はい! 本番のステージでしかお会いできないんだろうなと思って現場に行ったら、楽屋にいらっしゃって。ビックリして「本物だ~!」ってなりました。今もそうなんですけど、めちゃくちゃ緊張です。

―その時、会話はしたんですか?

Mana:二言三言。

マコト:はい。でも、あまりにも緊張しすぎて今、お顔が見られないです。

―せっかくですから見つめ合ってみますか。

マコト:無理です!!! 僕なんかはバンド始めた頃にめちゃくちゃMALICE MIZERを聴いていた世代なので。
Mana:聴いてたんだ?

マコト:もちろんです! モロ聴いてました。僕が初めてバンドを組んで、ライブハウスのステージに立った頃っていうのがちょうど、MALICE MIZERがメジャーデビューしたのと同じ1997年頃なんです。僕、当時は地元の田舎に住んでいて、近所のCD屋さんにCDを買いに行ったり映像も観てました。今みたいにYouTubeなんかもちろんなかったので、普通にVHSで。テレビでも見ていましたし。




―Mana様はマコトさんの存在をどのあたりで認知していましたか?

Mana:ドレミ團は知ってたよ。

マコト:ホントですか!? えーーー!

Mana:團の字が難しいな、と(微笑)

マコト:知ってくださっていたとは!

Mana:音楽雑誌を隅から隅までくまなくチェックするタイプなので、ドレミ團の記事も読んでました。

マコト:あ~、うれしいです!ドレミ團を結成したのが2002年なんですけど、ManaさんがMoi dix Moisを始められたのと同時期ぐらいだったと思います。当時はまさか、Manaさんとお会いできる未来があるなんて思ってもみなかったですし、なんなら本当に実在するのか? ぐらいな感じでした。今目の前にいらっしゃることが信じられません。

Mana:ドレミ團に関しては、昭和レトロとか大正浪漫っていう世界観が好きなんだろうなという印象は当時から持ってましたよ。

マコト:ありがとうございます!

―古き良き日本の雰囲気にこだわるマコトさんと、一方ヨーロッパのゴシック様式をつらぬくMana様と。

マコト:そうですね! 

Mana:(微笑)

マコト:日本にこだわってはいるんですけど、ちょうど大正から昭和初期って西洋の文化や様式やファッションが根付き始めてきた頃なので、西洋的でもあるんです。
Mana:たしかに。私もその時代の日本の雰囲気は好きですよ。和洋折衷具合が独特な感じがあって。良い感じのレトロ感というか。そもそも、そのへんの日本にハマったキッカケは何?

マコト:正直、物心ついたらすでに好きだったという感じです。音楽に関しても小さい頃から歌謡曲を聴いて育っていましたし。ただ、僕らがドレミ團を始めた頃って、そのへんの世界観をテーマにしているバンドが結構多かったんです。なので、世代なのかもしれないですね。実際、同じような世界観のバンドが他にもいくつかいるなって気づいた時には、もうドレミ團を始めちゃってたんですけど、それを理由に好きな路線を変えて途中で方向転換するのも違うかなと、今に至る感じです。

Mana:子供の頃に聴いてた昭和歌謡って、どのへんなの?

マコト:兄がいたっていうのもあって、小学生にしては少し早熟だったのかもしれません。チェッカーズとか中森明菜とか、王道の80年代昭和歌謡を通っています。中学くらいになったら普通にロックに目覚めて昭和歌謡から離れたりもしたのに、小さい頃に聴きまくっていた音楽ってなぜかずっと体に残ってるんですよね。幼い頃にインプットした昭和歌謡が今も、活動の根底にあるような気がします。

Mana:じゃあお兄さんの影響がけっこう強かったりするの?

マコト:そうですね。兄はモロにバンドブームの中でバンドをやっていた人なんです。それを間近で観ていた影響はかなりありますね。よく「最初に観たライブはなんですか?」とか「一番最初に影響を受けたバンドはなんですか?」って聞かれるんですけど、それって僕の場合小さなライブハウスで観た兄貴のバンドのライブを最前でかぶりつきで観た経験だったりするんです。

Mana:へぇ。今もお兄さんはバンドをやってるの?

マコト:いえ、もうぜんぜん兄はやってないんですけど、兄がバンドをやっていたおかげで今の自分がいるという感じはありますね。

Mana:いくつ離れてるの?

マコト:4つ上です。自分が小学校から中学に上がるか上がらないかの頃、兄貴は高校生でバンドをやってて、よくライブを観に行ってました。Manaさんは昭和歌謡でいうと、どのへんがお好きですか?

Mana:私はだんぜん中森明菜。聖子ちゃんより明菜派。

マコト:おぉ。たしかにイメージ的にそっちですよね。

Mana:聖子が陽で明菜が陰っていう感じがするでしょ?
マコト:しますします。

Mana:やっぱり少しダークというか、翳があるものに当時から惹かれてたからね。

マコト:わかります。

Mana:中森明菜本人もだけど、曲調も割と暗いのが多かったでしょ?

マコト:そうですね。

Mana:今聴いても結構カッコイイんだよ。



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後半のトピックは…

■二人のバンド感
■対談前夜におけるMana様の行動パターンとは…
■二人はまさかのご近所さん!?

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