Web小説でストレス展開を上手に入れる方法とは?
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Q.Web小説でストレス展開を上手に入れる方法とは?
ある大判ラノベを読んで、非常に恐ろしい展開がありました。
なんと、主人公とヒロインが作成した農業用の道具が、失敗作だったという展開です。
これによって、主人公は自分は何でもできると勘違いしていたが、もっとしっかり勉強していこう、と思うようになります。いわば、失敗からの精神的成長を描いている展開です。
通常、なろう系では主人公は絶対に失敗などしないのですが、最近、人気のある大判ラノベを読むと。
主人公が、敵から殺される寸前まで追い詰められるようなものもあります。
こういった展開を入れると、Webではブクマが剥がれる、評価率が下がるので、とても恐ろしくてできないと思っていたのですが、売上好調で、Webでも人気のようです。
なぜ、この展開が許されるのか? 前提条件がいくつかあるように思えます。
①ストレス展開は、最低でも中盤に差し掛かってから、まだ作品への信頼度が獲得できていない序盤で行うのはリスキーすぎる。
②逆転期待感を出す。主人公が獲得したスキルはゲームでは微妙だったが、ゲームが現実となった世界ではぶっ壊れ性能と化す、といったことをナレーションとして語る。
つまり、主人公は挫折はするけれど、これから成功することが、確約されている。
③主人公の行動が、領民のため、仲間のためなど、今後のカタルシスに繋がるように設計されている。
④主人公がまだ未熟であり、成長の余地を残しているように書かれている。成長型主人公である場合。
おそらく、ストレスがまったくない作品が良いのではなく、カタルシスに繋がるように適度にストレスを入れるのが良いのではないか? と考えていますが、いかがでしょうか?
A.ストレス展開の前に、著者としての信頼度を稼ぐことをおすすめします。
結論としては「カタルシスに繋がるように適度にストレスを入れるのが良い」のが正解なのですが、
本質的な問題としてあるのは、読者目線ではそのストレスが「カタルシスにつながるような適度なストレス」なのか、「カタルシスに全くつながらない本当にただのストレス」なのかが、ストレスが出た段階では見分けがつかないという点です。
一番わかりやすいのは、「その作品の著者が、すでにほかの作品をいくつも完結させており、カタルシスをうまく書くのが上手な人と認識されているパターン」です。
この場合、新しい作品で多少ストレスのある展開が出てきても、読者は「ああこの人はこのストレスをあとからうまくカタルシスに変えてくれるのだろうな」と信頼ができるので、多少ストレスがあっても読み進めることができます。
しかし、初めて作品を投稿する著者が突然1作目でストレスフルな展開を描いた場合、読者的には「この人はただストレスを書いているだけで気持ち良い展開にならないのではないか」という不安がつきまといます。
もしも著者がどれだけカタルシスにつながるように計算をしたうえでストレスを入れていたとしても、読者にはそれがわからないのです。
そのため、恐怖心から「この作品はやめておこう」ということになってしまいます。
なのでおすすめなのは、(特にまだ投稿を初めて間もない方にとっては)、著者としての信頼度を稼ぐことをおすすめしています。
例えば、大きなストレスが発生する話の最後に、「主人公〇〇は、この逆境を気持ちよく撃破(挽回、クリア、等)する予定です。
面白ければぜひコメントと☆を~」というコメントを打ってしまうというのはメタですがかなり良い手段です。
そうでなくとも、例えば作中で賢者的なポジションのキャラクターに「主人公〇〇はこの逆境をいとも簡単にクリアするだろう……」のようなことを言わせて、読者に対して「明らかに主人公が今後活躍することが確約されている」ことを示すのもありだと思います。
「今後のカタルシスに繋がるように設計する」ことはとても重要なのですが、
「著者本人が、そのあたりの設計をちゃんとやってますよとアピールすること」は、似ているようで全く違う対策です。
設計をしたうえで、ちゃんと設計してるよアピールも加えて入れることが、もしストレス展開を入れるのであれば重要なことだと感じます。
2025年11月26日に作成した記事
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