No.126 語感講座3「か行」

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No.126 語感講座3「か行」

子音付きの行に入ります

皆さん、こんにちは。

語感の詳細解説シリーズ 3回目です。

「語感講座」は、黒川が長年研究している語感理論を皆さんにもっと知っていただくこと、そして黒川の語感研究を後世に残すことを目的としてスタートしました。

過去2回は母音についてご説明しましたが、3回目の今回から子音付きの語感の説明に入ります。

最初は、「か行」です。

*過去の語感講座はこちらからどうぞ。
No.118 語感講座1~「あ」「い」
No.121 語感講座2~「う」「え」「お」

ドライでクール、強くて速い

「か行」の共通子音は「k」。
「k」のその形は、破裂音を出す際の喉の状態を示しているともいわれています。

「k」を発音するとき、まず、軟口蓋(なんこうがい)に奥舌部をぐーっと接着させます。この接着点を作るときに、筋肉は強く働き、硬くなります。そこに肺の息を強くぶつけて、喉の破裂音として出すのです。

喉から唇までの間を最速で抜けてくる音韻で、クールなスピード感を感じさせます。

また、肺の中の息が一気に口の中を通っていくので口腔表面が乾きます。
同時に空冷効果もあるので、か行は「ドライでクール、強くて速い」という印象をもたらすのです。

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